最近自動車事故のニュースが非常に多い。
上級国民の起こした踏み間違い事故、大津の園児が被害を受けた交通事故、昨日大阪で歩道に車が乗りあげる事故を起こしたと思ったら今日は九州で多重事故。
怖いなぁと思いながら死亡事故の件数ってどう推移しているのか興味が出てきて調べてみた。
結論から言うと下記のようになってました。
1970年周辺と1990年代がそれぞれ第一次交通戦争、第二次交通戦争と呼ばれて死亡者数が非常に高くなっていますが現在は減り続けています。1960年代に交通事故死者数が日清戦争(1894〜95年)の戦死者数を上回ったことを受けて交通戦争という言葉を日本人が作り出したそうです。
第一次交通戦争は
が原因だったみたいです。
そこで下記のような対策をとったそうです。
- 歩道、歩道橋、ガードレール、照明等の整備
- 自動車の構造・装置の安全性の確保
- 事業所等の運転者における労働条件改善の推進
- 交通事故被害者の救急体制の整備
- 被害者・遺族に対する損害賠償の適正化
- 子供の遊び場の確保(児童公園の整備、校庭の開放) 等
なかでも信号は1970年に1.5万だったものが2013年までに20.5万に増加。東京大学の小口高教授が引用する論文によれば、これだけで事故数は31〜64%、負傷者数は32〜75%、死亡者数は50〜89%減ったそうです。
第二次交通戦争は
運転免許保有者数や乗用車を中心とした自転車保有台数の増加等により、自動車走行キロが引き続き増加したこと
第二次ベビーブーム世代(昭和46年~49年生まれ)が運転免許取得年齢に達し、運転技能が十分ではない若者の運転者が増加したこと
が原因のようです。
これに対して
- 交通事故の総合的な調査研究
- 高度救命処置用資機材、心電図伝送システム等の救助・救急設備の整備
- ASV(先進安全自動車)の開発 等
- 初心運転者講習の導入等による運転者教育の充実
- シートベルトやチャイルドシートの着用義務化等による被害軽減対策の強化
- 飲酒運転や無免許運転の罰則引上げ等を始めとする悪質・危険運転者対策の強化
- LED式信号灯器、歩車分離式信号制御を始めとする交通安全施設等の高度化の推進
などの対策をとり死亡事故件数を現象させてきたそうです。
ぼくなりに二つにまとめちゃうと死亡事故が多かった理由
・車両が増えていったけどそれに対し標識や信号などの整備が不十分でした
・誰でも免許取るようになって運転技術が未熟な若い世代が増えた
みたいです。(下:車両増えていく図、運転する人増えていく図)
そんで察しのいい人なら気が付くと思うんですが増えているんですよね。高齢者ドライバーが。
これを見て僕はピーンと来ましたよ。
「第三次交通戦争が起きるな」と。
こりゃなんとかせんといかんなと。
これは大変な事実に気が付いてしまった。
誰も気が付いていないな。
なんとかせんといかんなと思った。
調べてみた。
気が付いている人いた。
しかも2年以上前に気がついて発信しとる。
やんけ。