男のEXECUTIVE~SUPER DESTINY BOY 2~

仕事のできない四十路サラリーマンが思ったことを綴っていくブログです。

最も安い人件費は日本なのかもしれない件

この前娘が小学校に入学したと思っていたらもう12月になってしまった。

登校班には女の子がうちの娘一人しかいない状況で

「おにいちゃんと登校するのが恥ずかしい」と言っていたのももう昔のことである。

 

だいぶ前の話ですが

「私が足を骨折したらお兄ちゃんにオンブしてもわらないと学校にいけない」と恥ずかしそうにモジモジしていたのが懐かしい。

仮に骨折したとしてもそんなことはないのだが、かわいい考えである。

 

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私の職場にはちょこちょこ海外から仕事で来客があったりします。

ちょっと前に海外から来日者がきて、私が面倒を見ることになりました。

 

完全に彼らの仕事のはずなのですが、やらないといけないことが終わっていなくても定刻になると帰りたがったり、着地点を見つけて帰ろうとする。

「ダメダメダメダメ!」って言って「時間がかかろうが、手間だろうがやらないといけないことはやらないとダメ!あなたこの仕事のために来日したんでしょう」と一緒にやるからやろうって言っても、明らかに不機嫌になる。

毎晩私が売店で食事を買って食べさせてあげて仕事後にホテルまで送ってあげるということをしていました。当然食事代は自腹です。

 

で、これは一事例なんですがこの国の人だけの話ではなくて大体どこの国の人もこんな感じです。

 

 

日本が異常なのでグローバルスタンダードから考えると日本が改めなければいけないのでしょうが、海外の方々は仕事への割切がすごいです。

 

欧米でもアジアでも異動による転居なんて考えられないみたいですし

定時を超えたら仕事をそれまで!って感じです。

(弊社の東南アジア拠点では逆に残業代が欲しいのでわざとダラダラ遅く仕事をやっている人が多いですが)

 

いっぽうで自己主張はすごいです。

カレーが有名な国と仕事をしたときは「やってる」「できている」「できる」と数か月嘘をつかれて「じゃあ見せろ!いつになったら見せてくれるんだ!」に何もアンサーをくれない形で結構な時間と労力を費やした嫌な思い出があります。

 

日本が異常なんでしょうけど、日本人は真面目だなとつくづく思います。

個人差はあれどよくも悪くも責任感がある。

 

たとえ理不尽なものでも組織の指示にこたえようとする度合いを考えたら

一番人件費が安いのは日本なのではないかと思います。

 

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先日家族で家族で遊べる施設に行った際の話。

施設付近の一般の駐車場に駐車していたのですが、

遊び終わって駐車場に帰ってくると、同じ駐車場を利用していたオジサンが駐車場の管理会社に電話をされていました。

どうやら支払い機が壊れており、タイヤのロック板が下がらないみたいでした。

 

支払い機は共通なので10数台駐車されたすべての車が出庫できない状況に。

管理会社は一時間くらいで来ますとのこと。

 

「い、一時間!?」

 

本当に一時間くらいかかって管理会社とは別と思われる駐車場の修理業者みたいな人が来ました。

そのころには私たち家族を含めて7-8人くらいの人間が出庫できず、車のなかで待機を余儀なくされていました。

支払機の修理は時間がかかるようでロック板を物理的に下げて、出庫できるようにしてくれました。

 

管理会社に電話をしてくれたおじさんが非常にいい人で、一時間も待たされたのに

修理業者にニコやかに労いの言葉をかけ

かつ、駐車場の料金まで支払うという対応をされたのです。

 

そんな対応をされると私も駐車場の料金を払わないといけない流れになってしまうじゃないか!!

 

ということで1時間待たされた挙句、待たされた分も含めて駐車料金を払って出てきました。多分私の後の全員が支払っていたと思います。

 

当時は色々思うところがありましたが、徳を積まなければいけないなと感じました。

 

そして駐車場の修理をしている業者さん。

きっと毎日壊れた支払機の対応ばかりをしているんだろうと思います。

絶対怒っている人のところに毎回行くって辛い仕事だなあと思いました。