男のEXECUTIVE~SUPER DESTINY BOY 2~

仕事のできない四十路サラリーマンが思ったことを綴っていくブログです。

シーケンス制御とは

目次 

はじめに

こんにちは、今日はシーケンサについて簡単に紹介した記事です。そもそもシーケンサって何、シーケンス制御って美味いの?って方を対象にしています。

回路の書き方や命令についてはここでは紹介しませんが興味がある方は後半で紹介する書籍で勉強されてください。

保全マン、電気屋の方でもなければ回路を編集できなくとも構わないと思いますが、すくなくとも技術系の方にはシーケンサとはどういうものなのかということを知っておいてもらうことで仕事の幅が広がると思いますので。

 

シーケンス制御とは

 

シーケンス制御っていうのはシーケンサを用いて行う制御のことです。

まずシーケンス(Sequence)という言葉について辞書をひいてみます。

  1. 続いて起こる事、連続、連発
  2. 連続するもの、続き物
  3. 順序、順、次第
  4. 後続して起こる事件、余波、結果

などがあります。シーケンスとは続いて起こるような事を指す言葉なのです。

あらかじめ定められた順序に従い動作させていくように制御すること:これがシーケンス制御です。

耳慣れない言葉かと思いますが、皆さんの生活の中にはシーケンス制御にあふれています。

 

例えば全自動洗濯機などはシーケンス制御です。

洗濯機の開始ボタンを押すだけで給水→洗い→排水(くりかえし)→脱水→乾燥までやってくれます。

ガソリンスタンドの洗車機もそうです。

水洗い→洗剤→モップ洗い→水洗い→水拭きとりまでを最初の一つの動作でやってくれます。

その他、エアコン、券売機、駐車場、エレベータ、エスカレータ、信号、その他さまざま業務用機器にも用いられ、今や製造業の機械すべてはシーケンサが入っているといわれるまでに普及しており、私たちの現代の生活はシーケンス制御無しでは成り立たなくなっています。

 

シーケンサとは

シーケンサとは別名PLC(programmable logic controller)とも呼ばれています。これは入出力部を介して各種装置を制御するものであり、programmableな命令を記憶するためのメモリを内蔵した電子装置と定義されます。

簡単に言うとシーケンサとは「組み込んだ命令通りに入力に対して出力を実行する装置であり、組み込んだ命令は編集して書き換えたりすることができる優れた装置」なのです。

機械に押しボタンが(入力)一個あったとします。

押しボタンを押した結果(出力)を

  • 「ランプ点灯」にするのか
  • 「モーター回転」にするのか
  • 「3秒後にランプ点灯させて5秒後にモーターを回転させる」にするのか

これらを任意に設定したうえで動作させることができるもの。これがシーケンサなのです。

 

シーケンサのメリット

シーケンサを使うとこんなメリットがあります。

経済的

 

リレーやタイマが複数必要になる制御盤ではシーケンサの方が経済的です。

設計省力

 

部品配線図の簡略化、試運転調整の容易化により大幅な設計の省力化が達成できます。

作業工数の低減

 

手配部品の減少、機械装置と制御盤の並行手配、使用変更に対する柔軟性、配線作業の簡素化などによる大幅な作業工数を低減させることができます。

小型化・標準化

 

リレー盤に比べ格段に小型化され、プログラムの再利用による標準化も行えます。

信頼性向上

 

リレー、タイマトラブルが減少し、初期調整が終わるとと安心して使えます。

保守性向上

 

寿命備品が少なく、故障診断機能の付加で保守も手軽に行えます。

 

資料紹介

以上のように非常に便利なシーケンス制御。

工業系の方であれば学校で勉強することもあるかもしれないですが個人的に勉強したいという方は下記のようなやり方があるかと思います。

 

・本を読む
・インターネットで情報収集
三菱電機eラーニングを利用する
・メーカー主催の講習をうける

 

個人的にお勧めは講習を受けていただくことです。

やっぱり先生がいないと操作が分からない場合や思った動作をしてくれない時にどこで回路を組み間違えたかがわからないまま迷宮入りしてそのまま勉強しなくなる現象に陥ります。

自分一人でも勉強できるわい!という方は下記参照されてください。

 

books.rakuten.co.jp

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