男のEXECUTIVE~SUPER DESTINY BOY 2~

仕事のできない四十路サラリーマンが思ったことを綴っていくブログです。

中国での思い出①

2週間ちょっとですが仕事で中国に行ってました。

帰国後1週間。

中国での思い出と、日本の良さ。家族の良さを痛感しながら過ごしました。

出張中、家族にはただただ負担をかけたなと感謝するばかりです。

 

今日は中国でお世話になった現地の総経理が日本に来るので歓迎の飲み会がある。

以下思い出話を残しておこうと思う。

 

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2回目の海外出張。

避けに避けてきたけれどとうとう順番がまわってきてしまった。

期間は2週間ちょっと。家族にはとても負担をかける。妻には連休に改めてお礼をしようと思う。関空に着く。雨具をパッキングするのを忘れたので念のためにカッパを買う。100均で買えるようなペラペラのカッパが600円。安くはないが、現地で濡れることを考えたら必要経費だ。(結局帰国まで一度も使用しなかった)

 

空港の窓口は驚くほど混んでおり。1時間ほどかかり発券。預け入れ荷物は23キロ制限。荷物は事前に計測し22キロにしてパッキングしていたので特に揉めることはなかった。発券後はスムーズ。機内持ち込みの荷物検査。審査はほぼスルー。

手荷物は10キロまで。10キロを超えると1000元かかると書いてあった。日本円にして約2万円。まじか手荷物は測ってない。やべえなと思いながら進むも、どこにおいても手荷物の重量を計測される工程がなかった。どういうこと?

搭乗口付近で待つ。現地についたら即飲み会の予定だったのでなるべく何かを食べておこうと思いうどんを食べる。

300円くらいで食べれそうなうどんが1,000円。高いけど、隣で売ってあった2,000円の弁当を見たら消去法でうどんを頼んでました。

中国ではほぼ電子マネーが浸透してしまっているということでしたが一応元をもっておきたいとおもい両替所を探す。

地図にある両替所がなく換金できず。いい加減な看板である。そのまま搭乗。

機内は中国語だらけ。中国にはビザなし入国ができないので、ほぼ中国人の帰国者ばかりである。CAさんも中国語しか喋れなくて、ウォータープリーズというと珈琲と空の紙コップを3つくれた。

どういうことだろう。
機内食も中国語。私は日本語と少しの英語しか喋れない、何がありますか?と聞くも、マジで伝わらない。中国上海につく。

 

マジで入国ルールがわからない。わからない。外国人とかいた指紋採取装置のようなものがあったが、誰も並んでいない。一応操作してみたが、使えないようだ。脳死して前の列に続く。ウィーチャット(アプリ)で、申請した入国用の申請をQRコードにしてゲートを潜る。するとその先で何やら書き物をしている外国人の集団。便やら滞在住所やら連絡先など色々書かないといけないみたい。「え?ウィーチャットで同じこと申請したけど。。」と思いながらもなんとか、それも通過して入国。

 

空港までは現地の会社から迎えを出してくれています。

会社ロゴが印刷された紙を持っている人を探し合流。そこからは車で3時間半爆走し江蘇省へ。

 

当日宿泊するホテルに着くと現地会社の部長が玄関で待ってくれていた。ありがとうございます。

チェックイン後「じゃあ5分後にロビーで」っていう本当に荷物を置いてくることしかできない集合時間を指定され、大急ぎで部屋からホテルロビーに戻り歓迎会に。

 

歓迎会は料理は美味しく、皆さん優しい。


こちらでは飲み会の際に白酒というものを飲む文化がある。一人でお酒を飲むことは禁止されており、誰かを誘って乾杯の合図で飲みきらないといけないようだ。

飲み方は2種類。小さなショットグラスで飲むパターンと、ワイングラスみたいなもので飲むパターンがある。ショットグラスの場合は乾杯で飲み切る。グラスの場合は7回目の乾杯で飲み切るということが必要なようです。この日はショットグラスでの開催。

 



白酒は度数50を超えるものが一般的だそうだが、私は事前にお酒が弱いことを伝えていたおかげで40度のものを探して準備してくれていました。




それでも、強い。
キツイ。
半分記憶をなくしながら閉会。

 

閉会後、
偉い人(日本人)がスナックに誘ってくれました。

厳しいイメージのある方でしたが、この1日で優しさを感じることができて大変感謝のもとホテルに戻りました。
ホテルに着いたら連絡するように指示を受けていましたが、送ったと思っていたSMSは送信できておらず、心配した偉い人(日本人)から深夜に電話をもらってしまいました。申し訳ございません。


 


次の日の朝。3時か4時か寒くて起きる。いつの間にか帰ってきて寝てしまっていたようだ。


堪えきれない嘔吐の波に、朝から水飲む→吐くを繰り返し、なんとか歩ける状態に。

出社方法がわからずにオロオロしていると別の偉い人(日本人)がホテルまで迎えにきてくれました。
ありがとうございます。
何から何まで。

 

会社には着いたものの、頭ぐるぐる、ふらふら。

昼食は会社の食堂。

食べ物の匂い嗅いで。戻しそうになる。危ない。

現地の方々が気を使って色々持ってきてくれる。

お茶、コーヒー、水、ブドウ、モモ、スイカ…ありがとうございます。

 



仕事については、言語関係ないので、少なくとも私の専門に関してはモノを見たらだいたいわかる。

仕事は進む。楽しい。


 


業後。歓迎会。
中国はもてなすのが本当に好きみたいである。
羊の1頭丸焼きをご馳走になる。うまい。

 


今日の
白酒は51℃。

前日のショットグラスではなくワイングラスタイプ。

これを7回目の乾杯で飲み干さないといけない。

飲む量は個人の裁量でokだけれども、飲むのが遅いと7回目で大量に飲まなければいけなくなる。なかなか奥が深い。

 

前日の酔いが残っており、一杯しか飲めませんでした。


それでも、スナックに行こうと誘う現地スタッフ。

ありがたい。
ありがたいけど、しんどい。でも
せっかくなので連れて行ってもらう。飲み物はコーラ。(もう飲めない)


すごく美人でしたが、
トイレへ離席(吐)~寝たりを繰り返していて、ほとんど覚えていない。吐いてトイレから戻ると女性が誰もいなくなっていたので他のお客さんのところにうつったのだろうと推察。正直なお国柄でよい。

 

その日はなんとか自力でホテルに戻ることができました。

現地スタッフが別れ際にスイカ1玉をくれました。がどう考えても食べれなくてゴミになるので交渉のすえ、受け取りを拒否することに成功しました。

 

この後に続く2週間の出張期間で痛感するのですが、中国の方は本当にもてなすのが好きです。

お店に連れて行って、飲み食いさせてお土産を渡すということがマナーなのか、期間中、ほぼ毎日飲食をご馳走になり、土産物も沢山いただいてしまいました。現地の方々の給与と連れて行ってもらったお店を考えると大変な負担だったのではないかと思いますが、歓迎はありがたく受けるのが礼儀みたいなので、毎日ご馳走してもらっていました。

彼らが日本に来た際にはお返しをする形でお礼をしようと思う。

 

次の日。

2社ほど会社をまわり、午後からは高鉄(中国の新幹線)にて山東省へ向かう。
中国の新幹線は入場時も退場時も外国人はパスポートが必要。
荷物検査もあり、徹底している。

 

日本の新幹線との違いは以下くらい。

①中国人以外はパスポートがなければチケットが買えない

➁すべて電子化されているので訪中者は有人窓口で入退門が必要。

③荷物検査あり。

④ホームには電車が来る直前にならなければ入れない。

それ以外は日本の新幹線とほぼ同じなので乗っていたら目的地。

 

高鉄車内で、前の席に座っていた母子がおもちゃを落としてしまい、私のところまでおもちゃが飛んできました。

拾って子供に渡してあげたのですが中国語で「どうぞ」がわからなくて、「どうぞ」って無意識に日本語で言ってしまいました。

すると、前の席のお母さんからは流ちょうな日本語で、非常に丁寧なお礼を言われました。

お母さんは立命館大学卒だそうです。先月も私も大阪から来ました、学生時代はどこに住んでいたんですかって話で盛り上がり、山東省での降りる駅も同じで、何かと縁を感じました。

 

山東省に到着。有人改札をくぐる。

昔一緒に働いていた中国人の同僚がいるのですが、駅まで迎えに来てくれていました。

ホテルまで送ってもらいます。

 

感謝。

 

ホテルで数か月前まで一緒に働いていた駐在員と合流し

その日は駅近くのラーメン屋でご飯。

白酒も円卓もない普通の料理。良い。

 

おそらく200円程度の現地人が夕食を取るラーメン屋でしたが

大変おいしかったです。

 

中国では現金がほぼ使えないのですが

ラーメン屋で駐在員に万札渡して電子決済アプリにて元を送金してもらいました。これで一人でも買い物ができる状態になり一安心です。

 

この日は久しぶりにアルコールのない夜を過ごしました。

 

続く。