日中はひたすら仕事ばかりしていたので特に書けることはありませんが、感じたこととしては
①飲み会が多い
ひたすら飲み会が多かったです。
前の江蘇省でも毎日飲み会でしたが、山東省でも飲み会ばかりでした。
ローカル(中国人社員)の方も毎日のように食事に誘ってくれますし、
日本人駐在員からも店を変え、何回も歓迎会を開催してもらいました。
いずれも絶対にお金は受け取ってもらえませんでした。
②歓迎・おもてなしの文化が根付いている
中国の方に対しての感想ですが、ひたすら飲んでもらいたい、食べてもらいたいと、中国の方はもてなすということが文化に根付いているのだなと感じました。
1000円くらいの小さいクッキーを現地の総経理に渡したのですが、お返しにと重厚な木箱を渡されました。中には高そうな壺が入っていて、壺の中には高級な中国の紅茶が入っていました。
こんな感じで、全員何か恩を返そうとしても倍返しされます。
ただただ恐縮です。
③駐在員は強い絆で結ばれている
駐在員の方に対しての感想ですが、まず感じたのは絆の強さ。
私と同職位くらいの人から役員まで、幅広い年齢・職位の人たちが駐在されていましたが、皆さん仲がいいです。
一緒の宿舎で寝起きして、同じバスで出勤して、業後は誰かがみつけたおいしい飯屋なんかに一緒にふらっと行ったりします。
誰かが入手した美味しいタレなんかを持ち込んで、使いまわして美味しさを共有なんかをしています。
それを超偉い人と私くらいの職位の人が同じ席でやってたりします。
日本だと考えられないですが、異国だと自然と団結するのだそうです。
④駐在者には体力おばけが沢山
くわえて感じたのはタフだということ。
駐在員の皆さんは私なんかより圧倒的にかしこい方ばかりなんですが、それ以上に出張期間で感じたのはタフさ。とにかく飲み会が多いのですが、深夜まで飲んで次の日けろっと出社してバリバリ仕事をされています。
すごい人たちだなと感じました。
その他 生活での気づき
■焼き肉屋で、食パンを焼いてアイスをのせて食べる
締めで食べました。
うますぎてびっくりしました。
日本でもやればいいのにと思いました。
■ヒマワリの種を食べる
うまい。普通に食べれる。
■うずらを食べる
過食部は少ないがうまい。
普通に路上で生きたウズラが売られています。
■セミを食べる
中国ではセミが全然鳴いていません。
食べられてしまうからです。高級料理店でフカヒレなどと同列で出てきました。セミも高級扱いみたいです。(養殖もできないだろうし採取するコスト考えたら高価になるのは納得)
私は問題なく食べれました。
ただ、うま味などはあまり感じなかったので個人で注文したいとは思わないです。
■冷たい飲み物があまりない
中国のホテルでは冷蔵庫がありません。中国の人は冷たい飲み物を飲まないからです。
以下は会社の食堂の写真ですが、真ん中の茶色い汁が飲み物です。
豆の煮汁だそうですが、あったかいです。これが水の代わりです。
■配車や代行がアプリ化
支払いは出店なども含め基本的にほぼ電子決済化されていますが
タクシーや運転代行もアプリ化されています。
タクシーは日本よりも格安で利用できますが、雨天時など手配後なかなか捕まらない場合は競りのように追い金をどんどん賭けていくシステムです。
以下は代行を頼んだ際の写真ですが、超小さい折り畳み自転車にのったおじさんがやってきてこれから運転する車のトランクにのせてました。
一度、仕事で企業間を移動する際に往路の移動を頼んだタクシーのおばちゃんが「帰り(復路)も私を利用しろ」と門の前で出待ちをしていてトラブルになりました。
たくましい人が沢山いるので日本とは違って面白いですね。
※タクシーは基本的に近所の人が来るので、運転手からすると往復で利用してもらったほうが得
■徹底した監視体制
とにかく監視下にあると感じました。そこら中にカメラがあり、道路の出入りの際もバシャバシャ写真を撮影されます。チケットの購入も中国のマイナンバーカードもしくはパスポートがなければ購入できませんため、だれがどこにいるのか完全に監視されています。
また新幹線はもちろん、観光地など人が集まる場所に入場する際も顔写真の撮影と荷物検査があります。
■ 電動バイクや電動自動車が沢山走っている
以下の電動バイクは携帯の電子決済をすると開錠されて勝手に乗っていけます。
決済をした瞬間に誰がレンタルしたかどうかもデータで紐づいているのでトラブル時も個人特定できるのですね。
以下は電子自動車。
レンタル自動車も街中に多数ありましたが、個人所有も一般的みたいです。
しかも格安で以下のような電気自動車で20万円程度で購入できるようです。
■ 裸おじさん
裸おじさんを容易に発見することができます。
裸おじさんは基本上裸で寝ています。
裸おじさんは何者なのか、現地スタッフにきいたのですが、近くの工事現場の作業員だということでした。サボっているのだそうです。
■リモート診療
左:診療箱 外観
中:診療箱 中身
右:薬自動販売機
中国では診療用の箱があり、ここで医者とwebでつながってリモートにて問診をうけられます。血圧や脈拍、体温などは箱内で計測でき、隣に薬の自動販売機があり薬を受け取ることができます。
便利。
と、思いついたことをいくつか書き出しましたが日本と違い、感じたことが多かったです。
そんな感じで
※出社→仕事→定時退社→飲み会→(仕事終わらんので)早朝残業→出社
※休日含めくりかえし
をやっていたらあっという間に期日がきてしまいました。
関係者にはお世話になりっぱなしで、まだまだやり残したことが多いのですが貴重な経験ができてよかったです。
不在中、頑張ってくれた妻と子供たちには大変感謝しています。
中国の工場をあとにし帰国の途に。
出張最終日午後。
山東省から青島に移動し青島国際空港ホテルにて一泊。
翌朝、青島→仁川→関西という流れでしたが、機材トラブルにて青島→仁川間が遅延。
仁川→関西の便に搭乗できずに、韓国で半日時間をつぶすことに。
結局家に着いたのは夜の0時まわってしまっていましたが、日本にたどりづけたので良かったです。
スーツケースに工具を入れていたが原因で税関に呼ばれて問診されました。
「世界丸見えでみるやつやん」ってなりましたが、疑いも晴れて無事中国を出国できました。
疑いが晴れたはずだったのですが、日本についたらスーツケースのロック付きベルトを切断されていました。
再度どこかで捕まって中身確認されたようです。
確認時に、スーツケース内に入れていた缶ビールが破壊されケース内がビールだらけになっていました。
衣類多めでほぼ吸ってくれていたので助かりました。
総括としてですが、たくさんの方にお世話になりました。
留守中に仕事をフォローしてくれた同僚の方々。出張先でお世話をしてくれた現地の方々に、駐在員の方々。
そして、留守中に家庭を回してくれた妻に祖父母、ファミリーサポートの方、
父不在で頑張ってくれた子供達。
ありがとうございました。