男のEXECUTIVE~SUPER DESTINY BOY 2~

仕事のできない四十路サラリーマンが思ったことを綴っていくブログです。

戦争をしている国に行ってほしくない娘。海外赴任について考える。

私が勤めている会社はいわゆるグローバル企業ってやつで世界中に社員がいます。

 

ロシアとウクライナが戦争を始めた際に弊社のロシア駐在員は全員引き上げていたのですが、

とうとう会社としても一部ロシアに戻すという決断をし

私の先輩も10月1日からロシアに帰任という形で出国されました。

 

帰宅後、そのことを娘に伝えて

「パパの会社はいろんな国に仕事をする場所があって、いろんな国で働きますという約束をして会社に入ったので、パパも突然別の国に行けって言われるかもしれないんだよ」というと

 

戦争している国に行くのだと思い込んだようで「戦争している国に行っちゃうの嫌だ」と泣きてしまった。

 

ロシアに行ってしまった先輩も、私の娘と同じくらいの年齢の子供がいるので

きっと家庭と仕事との間でつらい葛藤があったと想像すると胸が苦しくなる。

 

私の会社では状況やタイミングなどの不確定要素はあるものの、海外駐在するのは国内で経験を積んで油が乗った30代後半以降の人間が多く、私の1個上、2個上くらいの年次の人たちが海外に行きだしている。

 

入社したころは「海外で働くってかっこいい!!」って思っていたし「グローバル企業って響きいいね!」って思って海外に行きたいと主張していたのだけれども

入社して10年以上がたち、私の生活も変わってしまいました。

 

家族と離れて暮らすというのは残った妻にも負担をかけるし

子供にもさみしいおもいをさせるし

なにより私も家族と離れるのが嫌である。

 

そして家も買ってしまった。

海外に行って元の勤務地に戻って同じ家に住めるならいいが、それも叶わないとなればなおさらつらい。

 

いつ異動を命じられてもいいように考えを整理しておこうと思う。

 

海外赴任のメリット

  1. 給与が上がる
    日本と海外から双方からお金がもらえる
  2. 出世しやすくなる
  3. 様々な経験ができる
    (仕事だけでなく、文化や言語含むあらゆること)

 

海外赴任のデメリット

  1. 家族と離れる
    残った人間の負担も増える、家族にさみしい思いをさせる、私もさみしい
  2. 持ち家に住めなくなる
  3. 単身で行く場合は二重生活となり生活費が増える
  4. 不健康になる
    年休も就業規則もないため自分でセーブしないと無限に仕事をすることになる。食事も今のように妻が健康的な食事を提供してくれないのでしっかり自己管理ができないと不健康になることが濃厚。(体を壊して任期途中で日本に帰る人もいる)
  5. いざとなったときにクイックに戻れない
    コロナ等で入国制限があればなおさらで、今日日本に帰りますということは難しい。海外赴任中に親が亡くなって死に目に会えなかった方が何人もいる。私の元同僚の方でlineので親の葬式に参加した方が過去2年で2名もいた。(2週間隔離の問題があったため死に目ばかりか葬式も参加できなかった)突然死ぬこともあるので死に目にあえない可能性は日本にいても起こりえますが。
  6. 異国でつらい
    日本でできていたことができなくなる。日本語がしゃべれなくなることもしかり、日本食が食べれなくなることもしかり。海外駐在者の楽しみは一時帰国での日本食を食べることだったりして、次の一時帰国時に何を食べるかという帰国時の日々の献立を立てて、それを楽しみに仕事をしている人もいるくらいです。
  7. 帰任先が不明
    大阪に戻れる保証がないので帰国後別の土地で働く可能性がある。

 

とまぁ、簡単にメリットデメリットを記入してみた。

正直出世には興味がないし、お金は貰えるなら欲しいけれどもデメリットを埋められるほどではないという価値観です。

 

それでは辞令を拒否できるかというと、

辞令が下りちゃったら原則できないという状況で、嫌なら退職するしかないようです。

辞令がおりるまえに意思表示をしておくことが大事ですね。

 

ただし、家族帯同で、先進国に赴任できて、任期満了後はまた大阪に戻ってこれるような虫のいい話があればそれは経験を優先し行ってみたいと思う。

 

本当に実に虫のいい話です。

 

とりあえず上司には働き方に関する希望を伝えつつ

いざとなったら会社を辞めるというのも選択肢の一つだなと思った。

 

そんな日記。