6月の話になるのですが由布院に家族旅行に行きました。
ことの発端としては実家の車のナンバーが全部同じ数字であることに気が付いたのが五年くらい前。
確認してみると車のナンバーが両親の結婚記念日だということがわかりました。
頭の中で計算してみるとあと数年で結婚40年だということに気が付きました。
よしよし、節目でもあるので家族旅行でも計画するかと考えておりましたが
あいにく40周年の年には新型コロナが猛威をふるっており
とても家族旅行という雰囲気ではなかったので落ち着くまで延期しようということになりました。
そしてあっというまに結婚40周年目が終わってしまい、コロナウイルスも感染者が増えたり減ったりを繰り返しながら、自粛、解禁、自粛、解禁が繰り返されダラダラと時間だけが過ぎていきました。
そんな中、妻のお父さんが突然脳梗塞に。
幸い今は家で生活ができていますが、以前とは異なる不自由な生活を強いられることになりました。
義父と父は同い年なのですが、「私の父もいつ何があるかわからないな」と感じ
落ち着くかどうかもわからないコロナの終息を待つのでなく、はやく親族集まって旅行がしたいなと思いました。
以前からなのですが、我が家の家族グループラインでは全員が全員自分のことばかり投稿して人の話を一切聞かないという特徴があります。
「私は今日こんなことがあった」の投稿の後に
別の人がその日食べたものの写真を投稿して話題を上書きしていくような全く脈絡のないやり取りが交わされています。
私が「3か月~6か月以内に4世帯で家族旅行に行きましょう!!」と投稿すると父から弁当の写真とかが送られてきました。
確か2~3回誘って3回目くらいでようやく、食べ物の写真以外で返事が返ってきたような気がします。
そんなスタートでしたが、どこに行くかって話になったら今度は無限に候補地を提案してくる父。
父は昔から人をもてなしたりするのが好きで、いい場所や旨いものをどんどん提案してきました。
結局決めきれなくて9年前に父の還暦祝いを行った由布院の旅館に宿泊することになりました。9年前に次兄が料理がおいしい丁寧な宿ということで探してくれて、もう亡くなってしまいましたが祖父母と、両親、兄弟の3世代で旅行を楽しんだ思い出があります。
あと、日取りは皆さんが出席しやすそうなタイミングで決めて、それまで皆さん病気やケガをせずに健康に過ごしてくださいねってことになりました。
宿を予約してから旅行までは数か月あった気がしたのですが、あっという間に時間が過ぎました。
今回の旅行のメンバーは4世帯。
九州在住の両親。
九州在住の長兄家族。(長兄夫妻と姪)
関東在住の次兄家族。(次兄夫妻と姪)
関西在住の私の家族。(夫妻と娘二人)
本来は子供4人を含む3世代4世帯12名でワイワイしたり写真を撮ったりしたかったのですが今回は諸事情があり
九州在住の両親。
九州在住の長兄。
関東在住の次兄。
関西在住の私の家族。(夫妻と娘二人)
の合計8名での旅行となりました。
旅行前日金曜日の夕方から、私たち家族はフェリーに乗り込み、九州に向かい、
次兄は関東から飛行機に乗って前日から実家で父とお酒を飲んで楽しんでいたようです。
旅行当日の土曜日は、朝から長兄が8人乗りのレンタカーを借りて実家で両親、次兄をピックアップして大分に向かいました。
途中で東京Ⅹという父おすすめの豚をしゃぶしゃぶで食べたり、とんかつで食べたり
古羅漢という岩の要塞のような場所に寄り道をしながら由布院に到着。
先に温泉街を散策していたみたいです。
私たち家族は土曜日の朝にフェリーで北九州に到着しましたが、両親たちとは合流せずに大分の水族館うみたまごで子供たちを遊ばせることに。
無理して移動時間が増えて子供が不機嫌になるよりも、子供がニコニコ機嫌よく過ごせるほうが全員が幸せに過ごせるとの判断。
うみたまごでしっかり遊ばせて、車の移動でしっかり寝せて、由布院についてからは体力あり余った状態で祖父母(私の両親)や叔父(私の兄)と全力で遊ぶ。完璧な作戦。
旅館について、軽く温泉で汗を流し、夕食の会場に到着すると娘が祖父母のところに飛んでいく。
わが子ながら本当にいい子だなとうれしくなる。
離れて暮らす祖父母に人見知りするわけでもなく、ニコニコ飛びついて行ってくれるのは親としても非常にうれしい。
宿泊した旅館からお祝いのスパークリングワインを頂戴した。
父が持参した日本酒と一緒にいただく。
旅館の料理もとても丁寧な料理ばかりで大変おいしかったです。
当日一部屋&二名キャンセルにもかかわらずキャンセル料を無料にしていただいたり、お酒の持ち込みを無料にしていただいたり、夕食用に無料で一部屋貸し出していただいたりと、今回お世話になった旅館にはとても良くしてもらいました。
今回、完全な自己満足ではありますが、両親の生誕から結婚、家族の歴史を動画にして上映させてもらいました。
これまでも、誰かの結婚式や送別会など、何かのイベントごとに動画を作成して上映するようなことがあり、人にも喜んでもらえるし、なかなかいい趣味だと思っていましたが
結婚40周年のお祝い動画を作るにあたり歴史を知るために親族の年表を作成したり、何十年も前の写真を捜索したりする過程で私が知らなかった家族の歴史を知ることができ、動画を作成してよかったなと思いました。(動画も好評だったと思う…おそらく)
その後、食事会場から両親&兄が宿泊している部屋に移動。
子供たちと遊んでもらってから、寝かしつけ。
子供が寝てから3次会って感じで、終盤はあまり覚えておりません。
私は翌朝、部屋風呂に入ってゆっくりするくらいの元気くらいしかなかったのですが、兄は早朝から起きて由布院の山をランニングしながら登っていたみたいです。あっぱれです。
日曜日はサファリパークに行きました。
筋骨隆々のカンガルーを見たり
かわいいモルモットを見たり
車に乗って様々なゾーンを回りながら動物を見たり
子供たちがキャーキャー言ったり
大人たちもニコニコしてくれたりして
非常にうれしかったです。
2歳の娘から70前の祖父母までが同じ場所で、同じものを見て、笑ったり、楽しんだり、叫んだり、感動したりとても大切な時間だなと感じました。
両親や兄達も終始娘たちを可愛がってくれてとても有難かったです。
くわえて兄がカメラマンをしてくれたおかげで素敵な写真もたくさんできましたし
兄が運転手をしてくれたおかげで家族みんなでスムーズに行動ができました。
本当に感謝です。
サファリパークで解散することになり、私たち関西組はフェリー乗り場に。
次兄は空港に。
長兄は両親をおくってレンタカーの返却に。
一泊二日でしたが家族全員のおかげで非常に有意義な旅行になりました。
毎年は無理でも3-5年に一回程度のペースで各拠点持ち回りで旅行がしたいです。
今回参加できなかった兄の妻や娘たちも次回は参加できればいいなと思います。